サークルの前期展示会について

先日、私が入ってる絵画サークルの展覧会(@大学校内)があった。
私は2日間で適当に描いた水彩画を出した。
展覧会では観に来てくれた方を対象にアンケートを行って、気にいった作品を挙げてもらうということをしたのだが、私の絵にたま〜〜に票が入っていた。4、5票くらい。そして感想のところに、描いた本人よりも深く考察をしてくれてる人もいた。(「すごく気持ちわかります。」って。実は本人は何も考えてないんだけども。でも嬉しい。)

私は4,5票しか得られなかったけど、多い人は20〜30票くらい入っていて、なかでも私の友達が描いた絵は人気が高かった。
その絵は油彩の抽象画で、ただ(「ただ」っていったら悪いけど)丸をグラデーションしただけのもの、しかも90分そこらで完成した簡単な絵、なのに多くの人の感動を得られたらしい。

うむ、。

あれだね。結局、世渡り上手だとか要領がいいとか、見せ方が上手いとかそういう人が社会では成功するんだねい。社会の需要に応じられた人が認められるんだねい。

そして観る側の目ってのも、適当なもんだよね。

ところでヘンリー・ダーガーは、社会とは完璧に切り離された部分で自分が描きたいものだけをずっと描き続けたわけで、自分の絵がいつか他人の目にさらされる日が来るなんて考えてもなかったと思う。それがいまや映画にもなるほどで、つまり彼は才能はあるけど当時誰も彼の才能を見出せなかっただけということだ。

見せ方って大事。

美大の友達に私の絵を写メールで送って意見を求めたら「素直でいいね」っていわれた。どうやら「サークル感覚」ってのが素直さ(暇なときに描きたいものを描くだけっていう軽さ)を表してるみたい。それに対して美大生はきっと、「絵」とは直接的に将来に繋がるもので、気軽に描けるものではなくなってしまうんだろうと思う。描きたいものだけを描いてちゃダメなのだろう。

ていうか美大生って何学んでんだろう。美術を学ぶって不思議。正解があるわけでもないし。創造するのみじゃないのか。

あー、なんだか、アートの需要と供給ってなんだろう。

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rrr

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