ジョゼと虎と魚たち

あまりにも良かったので一気に4，5回みた。(深夜から朝方にかけて笑)
ネタばれ注意！

+++++++++++++++++++++++++++++

ジョゼと恒夫が結ばれるとこまでは
「こんな男(恒夫)普通いねーよ！しょせん映画だな！」
みたいに思ってしまってたんだけど、
途中からだんだん恋愛のリアルな部分、かげりみたいな感じのが見えてきて、
最後には納得いく感じに終わってすっきり？…ではないけど、あっ、良い映画だなって素直に思えた！

恒夫は結局ジョゼから逃げるんだけど、それがまた「ふつ〜うの大学生」って感じでいいんだよね。どこにでもいそ〜な。

特に最後の、ジョゼと別れた直後に恒夫が何事もなかったかのようにカナエ(いわゆる、他の女)と笑顔で会ってごはん食べ行くとこ、「人ってこんなもんよなぁ〜」って思わせる超現実的なおわりかた。恒夫の人生。人間性。みえそう。でも、こうでもしないと人は別れられないのかもなぁ。

恒夫がジョゼから逃げた理由ってのはたくさんあると思うけど、ジョゼが身障者ってのが一番…なのかな。でもジョゼが身障者じゃなくても二人は別れていたと思うなぁ。

そもそも、恒夫ってまだまだ中身が薄い人間だからね。(個人的な意見だけど。)
彼には支えられなかったんだねぇ。

ってか、くるりの音楽がめちゃくちゃいいのね。
「ハイウェイ」がめちゃ効いてると思う。
「エンドロール終わるところまでが映画」って感じに堪能できた！
妻ブキクンも犬どう監督もべた褒めだよ。

「手をはなしてみようぜ」

あと、
池脇千鶴のラブシーンもすごく可愛くって良かった！
初めの楽しんでる感じがかわいい。

全体的に微笑ましい。かんじ！　
とにかく、リ　ア　ル！ただの夢物語じゃあございあせん。

ひとによっては後味が悪いっていう感想を持つかも。
けど私は好きだなあ。