東京タワー

2007年7月29日 読書
ISBN:410133921X 文庫 江國 香織 新潮社 2006/02 ¥620

―――世の中でいちばん悲しい景色は雨に濡れた東京タワーだ。




昨日家で一人で読み終えた本。長編恋愛小説。

東京タワー自体が大好きな私にとって、江國さん著で長編で題名が東京タワー!!読む前からかなり得点高し(笑)

江國さんの書く本の登場人物のキャラクターは、どれも、読者に「どこか自分に似ている」と思わせるので誰もが入りやすいです。

言葉づかいや、仮名遣いや、言い回しがとっても女性っぽくて何回も何回も同じ本を読んでしまう。江國さんの魅力。

―――待つのは苦しいが、待ってない時間よりずっと幸福だ。

ってね。ほんとにそうだなってのを思ってね、今までどうしてあんなに待つという時間を嫌ってたのかって考えた。

今、待つ人がいなくなって余計に思い知るよ…。

私のあのころ(少し前)の「待つ」というのは、あてもなく待ってたから(いつ返事くるんだろう…とか)イライラしてたんだけど、「○○時に」って決まってたらその時間までの待ちはほんとに幸福な時間だな〜って思う、そこが本のなかでいう「待つ」と私の少し前までの「待つ」の違い。確実なものを待つのは幸福だね。

待つだけでいいんだもん。

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rrr

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